デジタルマーケティング:1 On 1研修
デジタルマーケティングの能力開発
デジタルマーケティングの人材育成では集合型(セミナー型)の研修や、E-Learningなどが活用されていますが、sembearでは2011年から「1 on 1型」つまり「講師と受講者が1対1で相対する」スタイルでの研修をご提案・実施させていただいております。
デジタルマーケティングコンサルタントに必要な技能
特にデジタルマーケティングのコンサルタントには、広範な知識が求められます。具体的に言えば
- マーケティング戦略論
- 媒体特性・機能
- 数値解釈
- 仮説構築
- テクニカル知識
- プレゼンテーション能力
というあたりが主に求められるスキルだといえるでしょう。もっといえばクライアントの業界に対する知見(無論クライアントに対するゴールの理解などは大前提として)なども含めると、多岐にわたった知識・知見が必要だといえるでしょう。
デジタルマーケティング人材育成に1 on 1型のトレーニングが必要である理由
上記のように広範にわたる技能を身に着けているのかどうかを判断するには、教える側にはそれ以上に広範な知識が必要となります。そしてそういった幅広い知識・技能を教えるためには、受講者自身の今の能力の正確な把握が不可欠です。
つまり、特にコンサルタント職において、座学での研修はインプットとしては必要ですが、その知識の定着と活用を見るためには、集合型の研修ではなく、One on One型の研修でなければ不可能です。
sembearでは大手企業のマーケティング経験と数多くのテクノロジー事業者での実務経験、そして創業者二名ともがもともと代理店でのコンサルタントだったという実体験を元に、受講者のレベルに合わせた技能のアセスメント、そして個々人の個性に合わせた教育プログラムを提供しています。
8系統51項目の技能チェック
sembearでは約10年にわたり広告代理店様向けにOne on Oneトレーニングを提供してきました。この10年で評価項目の入れ替え・追加などを繰り返し、受講者の技能を可能な限り客観的に可視化し、受講者自身が自ら学ぶことができる土台として講習後にフィードバックとしてご提供しています。
1.ビジネス理解力
デジタルに限らず、マーケティングを遂行する上では「ビジネスの理解」が必要です。クライアントのビジネスを100%理解しなければ「事業の拡大」や「課題の解決」に直結する提案を作れるはずがありません。
弊社のOne on One研修ではゴールの設計能力やクライアントのビジネスモデルを受講者に図解させることで、まずビジネス理解力の徹底的な向上を図ります。
2.数値・KPI設計
施策の結果が数値で出てくるデジタルマーケティングにおいて、その数値の取り扱いや解釈する能力は施策の改善能力の基礎となります。
実案件を使うOne on One研修であればこそ、実際のレポートを元にその数値の計算方法や解釈などを徹底的に検証し、コンサルタントの数値把握能力を向上させると同時に、KPIの設計を含めた「数値での現状分析」能力も鍛えます。
3.仮説構築能力
数値の解釈ができたところで、次に検証するべきは「仮説構築能力」となります。CTRが低い、CVRが高いなどという数値の変化は重要ですが、その背景にある「原因」を考える力があって初めて意味を成すものになります。
本研修では数値の変動を元に受講者が仮説を作り、その検証をどう実現するか、という点での技能チェックと能力向上を実現します。
4.施策立案能力
数値から仮説まで作ることができて、いよいよ「課題解決」を実現する施策立案をトレーニングに入ります。
施策の立案で重要な点は「数値と仮説」から導き出される「施策」の合理性です。通常の案件で「数値と仮説」から導き出される施策が一つであるはずがありません。常に複数存在しうる改善施策からどういう理由で何を選択するのか、という考え方や、もっと視野を広げたときに有効な打ち手は何か、というトレーニングが行われます。
5.プレゼンテーション能力
そしてプレゼンテーション能力の把握です。どんなに優れた提案でもクライアントに理解されない説明では意味がありません。また、クライアントから何かしらの質問がされた時にもきちんと応対できる能力も必要です。
本研修では「卒業検定」が行われます。これは受講者が講師に対して今まで学んだことをすべて盛り込んだ提案資料を作り、講師に対してプレゼンテーションを行う、という内容です。単純に学ぶだけではなく、自らの能力として身に着けられる研修内容になっています。
6.技術知識
特にAppleのITP以降、広告媒体の機能だけですべての提案が完結することがまれになりました。デジタルマーケティングで頻繁に登場するJavaScriptやCookieなどの基礎技術は数値の解釈から施策の立案にまで影響を及ぼしていますし、経験豊かな先輩であっても教えられる人が限られている問題があります。
本研修では特に効果計測やプログラマティック広告における基礎技術の理解やDMP/CDPなどの提案までカバーするマーケティングテクノロジーについても実案件をベースに講義を行います。
7.トレンド理解
デジタルマーケティングは常に新しいトレンドが生まれ、その吸収が提案能力向上においても必須になっています。弊社は米国の識者と直接的なコネクションを持ち、米国の最先端トレンドを踏まえた研修を提供しております。
One on One研修についてはOMOやデータ活用、先端テクノロジーの活用という観点からデジタルマーケティングへのトレンドの理解を促進していきます。
8.ツールの習熟度
広告媒体の管理画面がデジタルマーケティングのすべてではありません。高度な提案になればなるほどサードパーティのツールの活用が必要になります。
本研修では特にアクセス解析、配信サーバ、DMP/CDP、BIからクリティカルなツールについての使い方を解説、ツールを扱う能力そのものの向上を図ります。
受講者の声
研修内容が一人ひとりにカスタマイズされている
担当案件、強み弱み、伸ばしたいスキルや仕事上の目標などに応じた内容で、各コマでの理解度・進捗状況に応じて次回までの課題や研修内容を柔軟に変更していただける。
実案件にすぐ活かせる
クライアントに提案する内容を事前に壁打ちできることで内容のブラッシュアップができたし、見識者のチェックを経ているため自信を持って提案ができた。
社内に知見の少ない知識・スキルを身につけられる
アドテク関連(アドサーバー、cookie、DMPなど)についての技術的な理解・根本的な仕組みの理解ができた。
第三者のフィードバックを得ることで自信が持てる
自分が他のコンサル(社内外問わず)と比較してどうなのかを定量・定性(点数とコメント)で評価していただけて日々の取り組みが間違っていないと自信が持てた。