Marketing Technologyデジタルマーケティング

ITPと効果計測、そして創業

ITPにまつわる事実誤認に気づいたある日

改めて創業に至る背景などをまとめておくのもよいかと思いまして。。。

一定数の方は御存知の通り、もともとsembearというのは私(社長)のあだ名であり、その後個人事業の屋号として使っていました。これを法人として改めて創業するつもりは当初あまりなかったのですが、なぜ創業に至ったのか、一つの理由を書いておこうかと思います。

これが実は、ITPが一つのきっかけです。

ある日、調べていたんです。ITPが与える影響とか実際の挙動なんかを。そうすると何個かBlogを見つけたんです。そしてそこには、結構な数の間違いが書かれていました。それこそITP1.xの時代なのに「リタゲが死ぬ」とか平気で書かれていたりとか。そうこうしているうちにITP2.x系で効果計測部分も影響を受け始めたとき、思ったんです。

これ、みんなわかってるのか?

効果計測こそ最重要

これは私個人の仕事なりを見てくれている人なら納得してもらえると思いますが、我々のマーケティングにおける優先度は「効果計測」にあります。あらゆるマーケティング施策は可能な限り計測されるべきです。(無論できないものもある)。

デジタルマーケティングはかなり計測が容易です。それ故に費用対効果もわかりやすく、だからこそ爆発的に普及したはずです。しかしITPではその効果計測の数字が大きく影響を受けています。我々にとってはリタゲが出るか出ないかよりも数字がどのように変動するのかを理解するほうが重要だったんです。

効果計測とはなんぞや、ということ

そしてITPの2.1や2.2のリリースの中で「これは厄介だなあ」という話ができる人がどんどん減っていきました。業界の中ですらその影響を理解できていたのはごくごく少数だったのかもしれません。割と有名なメディアでもちょっとずれてる記事が掲載されていたのもこの頃でした。

そんなある日、とある打ち合わせで気づいたんです。

世の中の多くの人は「タグを入れれば効果計測ができる」とおまじないのように口にしているだけで、実は効果計測とはなにか、って分かってないんじゃないか?

これは一応はプロである我々の業界ですらそうなのだから、世の中の大半の人はわかるはずもないんでしょう。

MarketingとTechnologyを分離しちゃダメ、絶対

特に代理店であれば、クライアントさんに「このタグを入れてください」と提案することは日常茶飯事でしょう。事業主さんの中でも「このタグを入れないとこのツールが使えない」という話にもなるでしょう。

でも、それが単なるおまじないでしかなくなってたりするわけです。

言い換えれば「タグを入れること・ツールを入れることが目的になってしまっている」という現象がすごく色んな所で起こっているな、と気づいたんですね。

ITPの場合は「なんでこのタグを入れるとITPの回避になり計測ができるのか」という背景理解、DMPなりであれば「なんでこのツールを入れるのか」という目的意識、そういった「本質」がないままにおまじない的な「手法」だけが先行するのは非常によくない、と思い立ったのが去年の10月ぐらいだった、というところなのです。

そして生まれたのが「世界で一番厳しいITP講習」と言われる超大作セミナーなんです。3時間一本勝負。この研修やったらその週はまるで仕事にならない疲労感満載のスペシャルメニュー。

このコンテンツ、おかげさまで多くの代理店さん、多くのコンサルの皆さんから勉強になったという声をいただく好評コンテンツとなっておりますが、皆さんがおっしゃってくれるのが「基礎をしっかり理解する大切さ」っていうところなんですよね。

という背景があり、昨年10月から準備して、今年の1月にsembear合同会社として再スタートを切ったわけです。

sembearの人材育成は「すぐ使えるテクニック」だったりとか「Tips」だったりとかはまったくないわけじゃないですがあまり重視していません。大事なことは「基礎をちゃんと理解する」ことであり、基礎ってやつは本質的には難しいんです。だからこそちゃんと考えて勉強せねばならんわけですね。

この記事を読んで途中から意味がわからなくなった人、特に「効果計測とはなんぞや?」の下りでよくわからなくなった人、ひょっとするとあなたの効果計測の知識は「おまじない」になっているかもしれません。手遅れになる前に、ぜひお問い合わせを