新キャラ「ルーシーちゃん」登場
ここは「デジタルマーケティング長屋」。デジタルマーケティングに携わる人がたむろをしているとある長屋です
ルーシーちゃん:ねえねえ、源さん!「たぐ」ってなあに?
ご隠居:お、枯山水の庭を眺めながら飲む濃い抹茶が売りの「るぅしぃ喫茶」の看板娘のルーシーちゃん!今日は源さんはお休みだよ!どうしたんだい?
ルーシーちゃん:ご隠居!すごくわざとらしいキャラ説明ありがとう!でも源さんはなんでお休みなの?
ご隠居:いや、このBlogを書いたsembear合同会社の社長的には、キャラが増えすぎると収集つかないんで、キャラ設定がいまいち微妙な源さんは今回登場させないって決めたらしいよ。で、何か用かい?
ルーシーちゃん:うん、なんかねちょっとサイト作ってみたんだけど「Google Analyticsのタグを入れてください」って言われたの、でも「たぐ」ってよくわかんなくて、、、ご隠居、わかる?
ご隠居:なるほど、、、タグのことならこの先の風呂屋の店主、ケイスケさんが詳しいな、ちょっと一緒に行ってみようか?
銭湯:小林湯にて
ご隠居:おい!ケイスケさん!いるかい???
ご隠居:おーい!ケイスケさん!!留守してんのかい???
ルーシーちゃん:ケイスケさんいないね。。。
ご隠居:ちょっと裏に回ってみようか
ご隠居:おーい!ケイスケさん!
ケイスケさん:おや!ご隠居、そんな大声出して、これまたどうしたんです?
ご隠居:大声出してってバカ言っちゃいけねえ、表から大声で呼んでも出てこないあんたが悪いんじゃないか!
ケイスケさん:いやあ、今ちょっと風呂を沸かしててね。ちょうど今窯に火を入れたところさ。いわゆる着火ってやつだね。
ご隠居:お、その流れ見事だねえ、着火と言えば発火。ルーシーちゃんが「タグ」について聞きたいってんだよ。ケイスケさん、ちょっとばっかりルーシーちゃんに「タグ」について指南してくれやしないかい??
ルーシーちゃん:ねえねえ、ご隠居、発火ってなあに?
ご隠居:まあそれはまた後の話さ。ほらルーシーちゃん、ケイスケさんにご挨拶!
ルーシーちゃん:ケイスケさん!よろしくお願いします!
ケイスケさん:そうかそうか、ご隠居から頼まれたなら無碍にはできねえ、ちょっとばっかり解説してやろうじゃないか。
タグとは?
ケイスケさん:で、ルーシーちゃん、タグってなんのタグの話だい??
ルーシーちゃん:うーん、なんかね、サイトを作ったらGoogle Analyticsのタグを入れるってあるんだけど、よくわかんなくて。。。
ケイスケさん:なるほどなるほど、じゃまずは「タグ」ってやつの役割から話をしようか。ルーシーちゃんはHTMLソースってわかるかい?
ルーシーちゃん:HTMLソース?ウスターソースとか?
ケイスケさん:いや、そっちじゃねえな
ルーシーちゃん:あ!オイスターソースとか!
ケイスケさん:いや、そっちじゃねえ
ルーシーちゃん:あ!わかった!モルネーソースの仲間!!
ケイスケさん:だから違うって!だいたいね、ベシャメルソースにブイヨンを加えて煮詰めたものにすりおろしたチーズを入れ、チーズがとけたらバターを加えよくかき混ぜてつくる「モルネーソース」なんてこのBlogの読者がわかるわけないだろうよ!その話ならさっさとリンクのWikipedia見といておくれ!
ルーシーちゃん:えーん!怒られたぁ!
ご隠居:おい!ケイスケさん!何やってんだい!
ケイスケさん:なんで怒られなきゃならないんだ!この流れで!まあいいや、いいかいルーシーちゃん、まずどこでもいいからサイトのHTMLソースってやつを見てみよう。するってーと<>でくくられたいろんな文字列があるだろう?
ルーシーちゃん:あ!見たことある!なんだHTMLのことか!ソースっていうからわかんなかったよ!
ケイスケさん:(この子、天然だな)まあいいってことよ。でまあ今回ルーシーちゃんが言ってるGoogle Analyticsなんてのはそんな多くあるタグの中でも「JavaScriptタグ」って言われてるものだな
ルーシーちゃん:あ!聞いたことある!でもJavaScriptタグってなんなの?
ケイスケさん:お!よくぞ聞いてくれた!
JavaScriptタグって?
ケイスケさん:ちょっと小難しい話になるけど、まずわかっておいてほしいのはJavaScriptってのは「プログラミング言語」の一種だ。「プログラミング言語」ってことはつまり「JavaScriptタグ」ってのは一種の「プログラム」のことさ
ルーシーちゃん:え!このanalytics.jsとかってプログラムなの??
ケイスケさん:おいおい、ここで唐突にanalytics.jsなんて言葉を出すやつが「タグってなあに?」なんて聞いちゃいけねえよ。まあいい、今回の記事の長さの都合ってのがあるからな。まあそうさ、Google Analyticsのタグってのはつまり「アクセスを解析するために必要な情報を収集するためのプログラム」だと言い換えてもよいわけさ
ルーシーちゃん:へえ、こんなのもプログラムなんだ。。。知らなかったよ!
ケイスケさん:そうさね、だからリターゲティングでもコンバージョン計測でも、埋める「タグ」ってのはそれぞれの役割を果たすためのプログラムってことさ
ルーシーちゃん:で、このタグってどうやって入れればいいの?
ケイスケさん:まあご隠居の時代はHTMLソースにコピペしてだろうけど、最近じゃタグマネを使うのが一般的だね
ご隠居:おいおい、馬鹿にしちゃいけねえ、俺だってタグマネぐらい知ってるさ!あれだろ?コロッケが美川憲一の・・・
ケイスケさん:ご隠居、そりゃ「モノマネ」だ。もう紙面の都合上ボケはカットさせてもらうよ!でねタグマネってのは何のために使うか、ルーシーちゃん知ってるかい?
タグマネって?
ルーシーちゃん:うーん、たくさんのタグを簡単に管理するため、ってあるけれど。。。
ケイスケさん:そうだね。それは一つ大事なポイントだ。ただね、もうちょっと考えてほしいことがあるんだな。いいかい、さっきも言った通りJavaScriptタグってのは「プログラム」だ。どんな「プログラム」だって「実行」されなきゃ意味がない
ルーシーちゃん:なるほど
ケイスケさん:でね「実行される」ってことは「ある程度の時間がかかる」ってことだ。つまり実行時間がかかるってことだね
ルーシーちゃん:なるほどなるほど!
ケイスケさん:最近じゃ一つのページにたくさんのタグを入れることだって珍しくない、するってーとたくさんの「プログラム」を実行することになるんで、どうしても時間がかかっちまう。
ルーシーちゃん:そっかー!だからGhostryで「このページの表示時間」なんて項目がチェックできるんだね!
ケイスケさん:だからGhostryなんて知ってるやつが「タグってなあに?」なんて聞くんじゃないよ!
ルーシーちゃん:まあまあ。で、どう続くの?
ケイスケさん:んでまあね、タグマネを入れてるとその実行時間がちょっとばっかし早くなる、つまりページの表示がサクッと終わる、ってことさね!でまあ、
ルーシーちゃん:なるほどお!
ケイスケさん:でまあ、特にアドテクって言われてる世界だとJavaScriptタグがないと「Cookie」ってのが発行できない、ってのが死活問題なんだが、細かい話はまた次回に譲ろう。んで、最初にご隠居が言ってた「発火」ってのは「プログラムであるJavaScriptタグがちゃんと実行されてCookieが発行された」っていうことを「発火」っていうんだよ
ルーシーちゃん:なるほどお!!Cookieってあれだよね!小麦粉とバターと・・・
ケイスケさん:ほら、そのネタ絶対言うと思ってた!
ルーシーちゃん:あれ?違うの?
ご隠居:ま、Cookieが小麦粉とバターと・・・っていうのはsembear合同会社の社長の持ちネタだから、そこそこにしとくとして。まあ、あの社長に言わせればここでいう「発火」の定義はいささか微妙みたいだけれども、まずは一旦基本としてはそれでいいんじゃないかな。どうだいルーシーちゃん、大体わかったかな?
ルーシーちゃん:うん、とりあえずタグはプログラムだ、ってことと入れすぎるとページが重すぎて大変になる、ってこととタグマネ使うと多少早くなるかも、ってことはわかったよ!
ケイスケさん:まあ基本はそこらへんだろうね!
ご隠居:お!閃いた!「タグマネをうまく使えたウェブサイト」と掛けまして「よく聞くのど飴」と説きます!
ケイスケさん:お!その心は???
ご隠居:どちらも「はっか(発火・ハッカ)が効いてます」
ルーシーちゃん:おあとがよろしいようで!!!