OMO : Online Merges With Offlineが進展した2020年、と言われるかもしれない話

今年はいろいろなことがありました。。。

段々と年の瀬も近づいてきて、弊社もなんとか誕生から無事一年を越えようとしています。正直企業直後にコロナウィルスによる緊急事態宣言なんかも発令されて、ほんとどうしようかと悩んだ時期もありましたが、とりあえずはなんとか年の瀬は迎えられそうです。

さて、今年はいろいろなことがありました。「流れが速いデジタルマーケティング業界」なんてのは耳にタコができるぐらい聞いてるけど、実際2020年ほどその速さが強烈だった年はなかったんじゃないかと思います。

Apple、Google、そしてfacebook

そしてやっぱりその流れの速さの中心にいたのはあいも変わらずシリコンバレーの巨人たちでしたね。iOS14(この記事を書いてるタイミングでは14.2)でITPが大幅に強化されCNAMEについても規制の手が入りました。

それに呼応するかのようにGoogleはGA4をリリースし、その影に隠れたきもするけれどサーバサイドGTMという、本当にGoogleならではのパワープレーを打ち込んできたなあ、とも思います。

ITPに先んじたfacebookのConversionAPIもやはりfacebookらしいパワープレーだと思います。あれはfacebookにしかできない機能拡張でしょう。

OMOが加速する

まあ、このBlogを読んでいる業界人なら、これらのトレンドがいわゆるS2Sでのデータ通信の加速だったりとかってのはすでにお気づきだとは思いますが、もう少し本質的に捉えるとこの方向性ってOMOの加速だと思うんですよね。そしてそれは冒頭に書いた「コロナウィルス」による「New Normal」と無関係ではないと思うのです。

いわゆる「三密」ってのは、コロナ禍がなければ多分一般的に言えば「流行ってる店」っていうことになるんだと思います。つまり「三密=商売繁盛」という状況に近かったと思うんです。でもコロナによって三密回避は至極当然の価値観になりました。

大手企業でも中小企業でも零細企業でも、三密回避のためには一定レベルのデジタル化(最近この言葉あんまり好きじゃないけど)が必要になります。ECを導入するだとか、そもそもサイトを作るだとかっていう話も含めて、多分今年は今までで最も「デジタル化」つまり「オンラインがオフラインを取り込む」トレンドが一番進展した年なんじゃないかと思うわけです。

荒れ狂うトレンドの波に振り落とされないように

まあそんなこんなで、ひょっとしたら10年後の人々は「2020年ってデジタルマーケティングの大転換期だったよね」なんてことを言ってるかもしれないなあ、と思っております。まあ毎年各社何かしら劇的なアップデートはしているし、今年がことさら特別だ、というのは暴論かもしれませんが、コロナの影響や大統領選挙の最中に発表になったFTCによるGoogleの提訴なんかもひょっとしたらひょっとしますし。

デジタルマーケティングの人材育成企業のsembearとしては米国に張り巡らしたネットワークを駆使し、最先端情報をより早く咀嚼し、トレーニングのコンテンツとして皆様にご提供することで、この荒れ狂うトレンドにキャッチアップできる人材開発に尽力していこうと思っております。