デジタルマーケティング人材育成で大事なこと

One on Oneを続けてきて分かったこと、の続編です

まあ、先日書いたBlogの続編みたいなものです。デジタルマーケティングのコンサルタント、もっとわかりやすく言うと運用型広告のコンサルタントの育成において、好奇心が大事だ、そしてその好奇心のスイッチを入れるためには、実は「分かった」という実感と知識がないといけない、っていう話を書きました。

今回はその「知識と実感」をもう少し掘り下げてみましょう。

知識を自分のものにする

さて、いきなり本題ですが「知識」と「実感」を持てた人は、そこから好奇心に火が付きます。その好奇心への火のつけ方も受講者によってさまざまだったりするわけですが、それが「講習の中だけ」で終わってしまう、ということがあります。

これは特にクラスルーム型研修で起こりがちな話なのですが、好奇心に火はついたけれども、それが自分の仕事にうまく反映されないことがあるんですね。ここが人材育成の一つの壁だったりします。つまり「頭ではわかっている状態」ってやつです。

でまあ、身もふたもないことを言えば、実はそれって「頭でもわかってません」たかだか「言葉を知っている」程度の理解でしかありません。実際にその知識を自分のものにするためには、自分の仕事への落とし込みが絶対的に必要なんです。

知識を「使う」練習

なので、(まあ手前味噌な話ではあるんだけど)sembearのOne on One講習は、そのコンサルタントが実際に提案している「実案件」と「実際のレポート」と「実際の提案資料」を事前にご提供いただくことにしています。

分かりやすく言えば「自分の案件の提案を徹底的に追求する」というところがsembearのOne on One講習で絶対にブラさないところなんですね。

覚えた知識をフルに活用して、レポートの切り口を変えて、そして表現方法(パワポづくり)も練りこんで、というプロセスを経ない限り「知っただけの知識」が身につくことはあり得ないとsembearは思っています。そしてその練りこんだパワポで卒研のロールプレイを実施するわけですが、ここで受講者はsembearとの対決に臨むことになります。その対決の中で、いやらしい質問を繰り返しますし、提案ロジックの揚げ足取りだったり、前提をひっくり返したり、という提案を揺さぶる質問を繰り返していきます。

つまり、sembearのOne on One講習は「知識を学ぶ」ことだけではなく「知識を使う」ことを徹底して追求するトレーニングなんですね。

「自信」をもって仕事をしよう

結局のところ、うちの人材育成プログラムでなくとも「新たに覚えた知識を使う」ことを実践できるサービスはあると思うし、別にうちがやってることがすごい特別だ、と言いたいわけでもないです。ある意味でうちのトレーニングはすごく古臭いんだろうな、と思う時だってあります。

ただ、どんな仕事だって「自信がない」状態だと身につかないと思うんです。「自信」ってのは二種類あって、一つは「他人が認めてくれた」という承認欲求によるもの、そしてもう一つは「自分の限界までトライできた」という自己満足的なものがあるはずなんですが、実は仕事をする上での「自信」ってその両方が必要なんですよね。

sembearのOne on One講習は、そういった受講者の「自信」の基礎になるようなトレーニングであるように、日々こちらも努力を続けております、という話でした。

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