デジタルマーケティング人材育成小ネタ

元上司に捧げる極私的ながらもあえて会社のBlogで公開する駄文

今回は往年の「検索エンジンマーケティング考」のテイストでお届けします。

キャリアの「密度」

ニュースソース(NTT東日本株式会社:プレスリリース)
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20201125_01.html

本当に忙しさにかまけて、元上司の新たな門出も祝うメッセージも送れていないという不肖の元部下ではあるわけですが、ここで投稿するので許してください。

自分は今までいろんな会社を経験してきました。アイレップからオーバーチュア、KenshooとかSIGNALとかいろいろありましたが、確実に自分のキャリアで最も「密度が濃かった」のは間違いなくNTTレゾナント+クロスリスティング在籍時の3年半だったと断言できます。あの3年間は本当に自分のキャリアの中では大きな転換点で、その最大の理由は自分の能力の高さもさることながら、やはりクロスリスティング社長であった国枝学さんの存在がとても大きかったです。

国枝さんとの思い出

ホント思い出せば枚挙にいとまがないのだけれど、やっぱり覚えてるのは「圧倒的な理解能力」と「とてつもない信頼感」なんでしょうね。これはたぶんその後の自分の仕事のベースにすらなった気がします。どれくらいベースになったかってホームベースが五角形ぐらい。やっぱり日本シリーズはソフトバンクの優勝で幕を閉じたわけだけど。

あるプロダクトリリースを仕切ったときの話。結構限界ギリギリまで開発とテストを繰り返し何とか乗り切ったその翌日。どうしてもレポートの数字に誤差がある。数百万を分母にした時に1とか2ぐらいの誤差なんだけど、そもそも誤差があることがありえない。そしてレポートの数字って請求金額に直結するので誤差があってはいけない。でもその理由がわからない。そんなことがありました。

結局数時間後には理由もわかって修正もできて事なきを得たんだけれど、不安がっていたスタッフを集めて当時の私はみんなを落ち着かせるためちょっとしたジョークを言いました。それで笑いがどっと起こったときに、どうやら国枝さんが「そんな笑い事じゃないぞ!治田!」と実は怒っていたと後で聞いたことがあります。

いやいや、この事件の重大さは俺が一番わかってるって!と心の中で悪態はついたものの、でもよくよく考えれば「社長」という存在がそこまで我々の仕事を見て考えてくれている、ということなんですよね。たぶんほかの会社ならありえないと思う。と同時に、このエピソードは国枝さんが「頭がいい(この言葉で形容するのはホントに失礼だとわかってます!)」ということを表す話でもあるんだと思います。

国枝さんってホント頭いいんですよ。部下としてはホント厄介。ごまかそうとしてもバレル。どれくらいバレルかって中東の石油の埋蔵量(以下略)。

だからいつもこっちも全身全霊、フルパワーで臨まなきゃいけない。「あ、これはごまかせる」ってポイントがない(「いや、そもそもごまかすなよ」って話は置いといて)。だからこっちも妥協ができない。徹底的に突き詰めて国枝さんに納得してもらう、まあ普通の会社でも「部下から上司に提案をして納得してもらう」ってのは当たり前のことなんだけど、国枝さんの場合はその難易度が桁違いだったってことなんですよね。そしてそれが、当時の自分にとってはとても大きな成長の機会だったと思っています。

もう一つ忘れられない思い出は、とあるイベントを企画した時のリアクションですね。結構大きなイベントになってしまって、費用的なところが結構心配で、実際にイベント前日に心配で眠れなかった、ってことがありました。

でも国枝さんはそんなことどこ吹く風。「いや、大丈夫だろ」という発言がなされたときの風格というか存在感というか、正直俺の人生の中で自分の「小物」っぷりを痛感させられた唯一の事件でしたね。残念ながら。非常に残念ながら。ふん!悔しくなんかないもんね!

なんていうんでしょうね、この「風格」とか「存在感」ってどこから生まれるのか、って多分圧倒的に信頼をしてくれているということなんだと思います。言い換えれば「部下を信頼する覚悟」が半端ない。はっきり言えば「最終的には俺がケツを持つ!」という覚悟ですわね。そしてこれに上段の「頭の良さ」が加わることで、こっちとしては「任せてください!!」となっちゃう。

だって考えてもみなさいよ、知性豊かな上司に「徹底的に考え抜いた提案」をして、そしてそれが「全幅の信頼」の元にAuthorizeされるってことですよ。そりゃこっちとしては「やる気Maxオリックス!」なわけです。まあパリーグでは最下位だったけど。

この圧倒的な知性と圧倒的な信頼感が、自分がそのあとの社会人人生で、国枝さんをいつも意識してこざるを得なかった大きな理由なんだと思います。

株式会社NTT ArtTechnology!

まあ、実際自分と国枝さんは「Phil Collinsの評価」がまるで違うので、アートにおける感性は相容れないとは思ってはいるものの、この会社名とリリースを見ると、この会社で国枝さんが手腕を振るうのは「これ以外にないわ!」というぐらいの納得感があります。

コロナ禍という未曽有の災害、少子高齢化(まあはっきり言えば日本の過疎化)、地方の復興など、日本の社会問題は目を背けるには大きくなってしまいました。その中で文化領域からテクノロジーを活用することで、これらの社会課題に立ち向かう株式会社NTT ArtTechonologyの社長として国枝さんがその手腕を発揮していただけることは、デジタルの力で中小企業・地方創生を支援する弊社としても非常に心強い限りですし、なにより元部下として「クッソかっこいいな、おい」という思いを抱いております。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします!

治田

あ、ちなみに自分のPhil Collinsの評価は「希代のポップスター」で、国枝さんの評価は「Genesisをダメにした男」です。

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