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事例紹介:栃木県庁「デジタルシフト研究会」での取り組み

事例紹介:栃木県庁様「デジタルシフト研究会」での取り組み

sembear合同会社は2020年7月から11月にかけて栃木県庁様で実施された「デジタルシフト研究会」においてコンテンツのご提供と実際の講義を担当させていただきました。今回その取組の詳細についてご紹介をさせていただきます。

上記カバー写真は栃木県宇都宮市にある大谷資料館で撮影されたものです


日本の隅々までデジタルの力を!

2020年7月から11月にかけて、sembear合同会社は栃木県庁の有志からなる「デジタルシフト研究会」にて外部講師を務めさせていただきました。この研究会は栃木県のデジタルマーケティングを支援している株式会社キネッソジャパンと栃木県庁のデジタル戦略室のメンバーが中心となり、栃木県庁勤務の有志で構成された研究会です。そこで弊社は外部の有識者として以下の4コンテンツの提供と講義を実施いたしました。

  • ゴールとKPI
  • 検索エンジンマーケティング基礎
  • タグマネジメントとデータ活用
  • デジタルマーケティングのこれから ~マーテクの地殻変動と加速するOMO〜

いずれのコンテンツも弊社が今まで提供してきた人材育成コンテンツを活用しつつも、栃木県様の取り組みと現状を踏まえ大幅にカスタマイズし「これからのデジタルマーケティング」については最近のデジタルマーケティングのトレンドを踏まえスクラッチからコンテンツ作成をいたしました。


今回のコンテンツ詳細

ゴールとKPI

デジタルマーケティングにおいて、ゴールとKPIを定めずに感覚的に良し悪しを決めて実行をすることの危険性の解説と、いかに「ゴール」を決定し、KPIに落とし込むかというグループワークを実施いたしました。地方自治体のデジタルマーケティングにおいては、一般企業とは異なり明確な営利目的の「ゴール」を設定しづらい問題がありますが、本研修では地方の経済効果を試算することによりゴールを設計する例題を準備させていただきました。

検索エンジンマーケティング基礎

検索エンジンマーケティング(SEM)はテクノロジーが進化した現在でも、むしろ現在だからこそ非常に重要なデジタルマーケティングの手法で有り続けています。特に地方にとってはコロナウィルスによる観光業界の打撃もあり、特産品の販路拡大などで重要な役割を担っています。今回の研修ではリスティング広告とSEOについての概要説明と、ウェブサイトのコンテンツを含めた改善手法についてご説明させていただきました。

タグマネジメントとデータ活用

DMP/CDPを活用したデータ活用は、一般企業であればすでに常識的な施策になりつつあります。しかしながら実際にはタグマネジメントの活用で実施可能な施策も多く、ツールの選定において発注者側が十分な理解が必要となります。地方自治体は必然的に「発注者側」に立つことが多くなることから、本研修では今回はDMP/CDPの概要説明を中心としつつ、必要なツールを見極めるための基礎的な知識の説明をさせていただきました。

デジタルマーケティングのこれから ~マーテクの地殻変動と加速するOMO〜

GDPRやCCPAなど個人情報の保護が注目される中、ITPに代表されるプライバシーに関するテクノロジーの進化はとどまるところを知りません。その反面、デジタルマーケティングの特に効果計測分野においてデータの欠損などが起こることから、各事業者が様々な機能拡張を実施しています。今回の研修では、特に施策立案の分野においてこれから必要となるテクノロジーの理解について可能な限りエンジニアリング用語を使用せず、将来的な展望も含めてご説明させていただきました。


栃木県庁、デジタル戦略室の皆様の声

栃木県庁:デジタル戦略室の皆様+キネッソジャパンの皆様

sembear合同会社の治田様による研修を4回にわたって提供いただきました。

自治体職員の有志で構成された研究会であり、デジタルマーケティング業界の知識のない我々に対して、専門用語を出来る限り使用せずに分かりやすく説明していただきました。

また、グループワーク形式での問題提起により検討の機会を与えていただくとともに、軽妙な話術で興味を引き付け、笑いを起こして場を盛り上げていただきました。

研修内容の中でも、「ゴールは徹底的に考え抜くこと」や「ゴールを決めて関係者全員が同一の見解を持っておくことが重要」といったセンテンスは心に残り、このことはデジタルマーケティング実施の有無にかかわらず、職員全員が聞き、考えるべき内容であると感じました。

デジタルマーケティングにおける、データ取得・計測の重要性や、そのデータをどのように活用するかを事前に意識しておくことの必要性を改めて学ぶことが出来ました。

「デジタルマーケティングのこれから」(4回目)の内容は、治田様だからこそできる世界情勢や業界の話であり、最先端の知識に触れられたことは良い経験と財産になりました。

自治体にとってデジタルマーケティングは、今後の地方活性化・地方創生における重要な取組です。今回の研究会で学んだ知識をキネッソジャパン様のサポートのもと、今後の施策に活用していきたいと思っています。


キネッソジャパン小林様からのコメント

株式会社キネッソジャパン:小林圭介さん

我々株式会社キネッソジャパンは、地方創生活動として デジタルマーケティングを通じて地方自治体を盛り上げるという活動をしております。 職員の皆様が、正しくデジタルを有効活用出来るように様々なコンテンツを用意しておりますが、 今回取り組みの一部として、本研究会が実現しました。

栃木県の皆様は、自治体の職員ということを疑ってしまうほど デジタルマーケティングに真剣に取り組んでいらっしゃいます。「少々レベルが高いかもしれない。。。」ということでも 「わからない」で片づけることなく、吸収しようと努力し、最終的には理解して、県の施策に役立てようと検討する姿を何度も目にしてきました。

今回、sembear合同会社の治田さん・有岡さんにお願いするにあたり 2つの狙いがありました。

  1. 外部有識者が講義を行うことで、新鮮味を出したい
  2. 私以外の視点から説明されるデジタルマーケティングについての説明を聞いてもらいたい

この二点のうち、1.においては誰を呼んでも達成されますが、2. においては誰でもいいとはいきません。

卓越した知識に加えて、その知識をかみ砕いて論理的に説明する力、場を冷めさせないトーク力、これを持ち合わせたうえで未来へ連れて行ってくれるような人、このような人選をする必要があると考え、お二人の顔が目に浮かびました。

実際の講義においても、たくさんメモを取っていただき、 民間企業や代理店などの講義以上に質問が出ており、 講義が終わった後でも、職員同士熱い議論を交わすなどの光景も見られとてもいい機会に出来たのではないかと思います。 今回、ご協力いただきましたsembear合同会社の皆様 ありがとうございました。


デジタルマーケティングでの地域活性化へ

デジタルマーケティングは比較的低額で着手可能で、かつ世界に向けた情報発信が可能なマーケティング手法です。日本経済活性化の上でもインバウンド需要の一翼を担う地方の観光産業において、デジタルマーケティングの活用はより一層重要になっていると同時に、コロナウィルスによる三密回避の上でもECの導入であったり、店舗への来訪を可能な限りデジタル上の接点で補うことも重要になっています。

sembear合同会社は中小・零細企業に向けたデジタルマーケティングのサポートを自社の事業として今後も注力しながら、デジタルマーケティングを活用して地元を盛り上げていこうという、地方自治体の方々向けの取り組みも積極的に行っていく所存です。