マーケティング担当者向け人材育成

「ハイキュー!!」に学ぶ、デジタルマーケティングのスキル習得

スキルがなければ仕事は楽しめない

本当は今回も「ハイキュー!!」の動画を引用しながら書きたかったのですが、残念ながら公式の動画ではYoutubeにアップロードされていなかったので、まずは関連シーンの動画からどうぞ

月島くんの覚醒につながる名シーン:TOHO Animation公式チャンネル

ハイキュー!!を知らない人のために解説すると、月島くん(金髪の眼鏡:烏野高校一年生)は山口君(食って掛かってる方:同じく烏野高校一年生)から「かっこ悪い」と詰め寄られています。月島君は身長190cmを超え、知性も十分。バレー選手としては比較的恵まれていました。でも月島君にとってはバレーボールなんてのは「たかが部活」なんですよね。別にうまくなったって所詮一番にはなれない、いつか負けるのにそんなに頑張ってどうするんだ、とちょっと冷めた目で物事を見ています。だから山口君に「何を原動力に動けるんだ!?」と突き放しにかかります。それに対して山口君は「そんなもんプライド以外に何があるんだ!」と食って掛かるわけです。

今日のポイントになるのは実はアニメではこのシーンの後、山口くんから食って掛かられた月島君は一緒に合宿していた別の高校のエーススパイカーである木兎(ぼくと:梟谷学園三年生)さんたちを前に「皆さんはなんで練習するんですか?」と聞くのです。そこで木兎さんはこう言い放ちます。

木兎:メガネ君(月島くんのこと)さあ、バレー楽しい?
月島:いや、特に
木兎:それはさあ、下手くそだからじゃない?
月島:(少しむっとする)

以降は是非NetFlixなどで見ていただきたいのですが、要は何かを楽しむにはそれなりにスキルが必要だ、と木兎さんは語るわけですね。これは後の月島君覚醒につながる超名シーンです。ちなみに月島君の覚醒シーンはこちらです。

月島君の覚醒シーン。ベストエピソード第一位なのも納得です:TOHO Animation公式

スキルとは何ぞや?

前振りが長くなりましたが、スキルとは何なのか、ちょっと分解して考えてみましょう。まずは弊社の考える「スキル」の構成要素のご説明です。

特にデジタルマーケティングやネット広告と言われている業界向けの話ではありますが、他の業界でも割と汎用性のある話かなあとは思っています。

スキルというのは氷山の中で海上に露出している一部分に例えることができます。そしてスキルとは実際に業務で活用できている「能力」のことです。しかしながら、能力を発揮する土台、つまり水面下に隠れている氷山の部分のほうが圧倒的に大きいんですよね。

順を追って説明すると、まずは情報を収集しなければなりません。特に変化の激しいネット業界はここができなければ古い情報に基づいて行動することになってしまい、それはつまり「間違っている」行動につながってしまいます。

情報を収集しただけでは当然不十分です。情報というのはだいたい断片的なので、つなげたり取捨選択したりして自分の中で理解をしなければなりません。そして理解ができて説明できるようになったら、情報は「知識」に変化します。

ちょっとたとえて言うと「ITP」という言葉を聞いたことがある、というのは上記でいえば「情報」のフェーズです。そして「ITP」の理解とGoogle Analyticsの理解を組み合わせることで「Google Analyticsに対するITPの影響」がわかります。このフェーズで「知識」に変化します。そして「スキル」とはその知識を実際に活用して「自社において、ITPがGoogle Analyticsに対して与える影響を把握し対策を考える」フェーズになります。端的に言えば実践して初めて習得できるもの、だと考えるとわかりやすいかなと思います。

ただ、この三要素は常に循環し続けます。常に情報を集め、知識をブラッシュアップし、そしてスキルとして実践するには「意欲(知的好奇心)」が不可欠なんですね。したがってスキルの習得っていうのは実はかなり段階を経ることがわかりますし、一度習得したスキルを陳腐化させない努力も大切だ、というのもお分かりいただけるかと思います。

学ぶ意欲と自己肯定感

冒頭に紹介したハイキュー!!での木兎さんは「バレーが楽しくないのは、お前がへたくそだからだ」と発言しました(本当はちょっと違うけど)。言い換えれば「上手になったら、バレーは楽しい」ということなんですね。

これって仕事でも結構同じことで「スキルがある」ことは「意欲」に対して非常にポジティブに作用します。というのは「スキルがある」ことが「ある程度認められる」ことによって「自己肯定感」が高まります。この自己肯定感は「仕事が楽しい(充実している)」というマインドにつながり、また新しいことを学ぶ「勇気」を奮い立たせる元になるのです。

実際ハイキュー!!の別のシーンで鳥飼監督が「勝負事を楽しむには強さがいる」と発言しているシーンがあるのですが、これも同じことかな、と考えています。

つまり「意欲があるから学ぶ」とか「モチベーションが高いから学ぶ」というのはある側面事実なのですが、その「意欲」とか「モチベーション」というのは実は「スキルがある」ことであったり「自分が得意」という実感があることによって支えられている、つまり「意欲があるから学ぶ」と同時に「学んでいるから意欲がある」という逆説の論理もまた真実なんですよね。

まあ、手前味噌になりますが、弊社は上に書いたような「スキルと意欲」の関連性から教育プログラムを開発、プロットをしています。

弊社の教育プログラムがグループワークだったりOne on Oneという非常に手間がかかる提供スタイルを採用している理由にもなるのですが、「情報」と「知識」をインプットするのは非常に重要だと思いつつも、受講者の意欲を盛り上げて「自学」できるスタイルを作るところがなければ、学んだタイミングからのアップデートができないんですよね。

そうならないようにするためには、実際に受講者が情報を取りに行くような「宿題」だったり知識として発言させるための「アウトプット」を意図的に作り、そしてそこを起点に「スキル化」から「意欲」につなげるところまでをプログラム化した、というところになります。

そろそろ新年度の人材育成についてご検討をされている方もいらっしゃるかと思いますので、ご興味ある方は是非お問い合わせくださいませ!