自治体×デジタルマーケのリアルな現場
非常に多くの方にお申し込み・ご参加いただいた「デジタルマーケの丸投げにモノ申す!自治体×デジタルマーケのホントのところ!」のアーカイブ動画を公開いたしました。60分ノーカット修正なしでの公開となります!
自らがデジマケツールを使いこなし、そして各事業課に対して横ぐしで取り組み、全庁的になデジタルマーケティング推進を推進している栃木県デジタル戦略課ブランディング推進室の皆さんの努力や奮闘ぶりが伝われば幸いでございます。
仕様書、プロポーザル、そして発注という、行政組織ならではの業務フローは、どうしても制度的に「デジタルマーケティングの丸投げ」になりがちではあります。しかし自治体職員自身がデジマケスキルを身に着けることで事業者とさらなる建設的なディスカッションが出来るようになり、その結果としてマーケティングの成果をさらに向上することが出来るようになる、という好事例だったと思いますし、なにより「現役自治体職員」としてどのような取り組みを行っているかを実際の声で皆さんにお届けできて、主催者としてはほっとしているところです。
「デジタル」は難しいかもしれないけれど「デジタルを学ぶ」は難しくない
動画を見ていただければわかるように、栃木県デジタル戦略課ブランディング推進室の皆さんは元々「デジタル」を仕事にしていたわけではありません。
弊社が栃木県を含む様々な地方自治体様と関わる中で痛感しているのは「自治体職員にとってデジタルマーケは必須である」ということです。そしてそれは無理難題でもなんでもなく、少し意識をすれば業務に取り組む中で身に着けることが可能である、ということでした。
栃木県デジタル戦略課ブランディング推進室の皆さんは、その業務としてかなり「デジタル特化型」な業務があることは事実ですし、それゆえの習熟速度の速さ、そして習熟度の高さがあったことは否めません。ただ、大事なポイントなのは「この仕事をやり始めてから身に着けた」スキルである、ということです。
実はデジタルマーケティングは難しいものです。広告手法一つとっても様々なフォーマット、配信手法が存在しますし、非広告の領域まで含めればそのバリエーションはほぼ無限大です。さらには「技術」という要素も決して無視はできません。
ただ、しっかりとしたステップを踏むことで「デジタルマーケティングの難しさ」は確実に解消が出来ます。そしてその学ぶプロセスはそこまで極端に難しいものではない、ということは本ウェビナーでも皆さんにお伝えしたかったことですし、そういう意味で様々な自治体さんの取り組みの参考になればと思っております。
「デジタル社会」の行政組織へ
これは弊社が取り組んでいる自治体様すべてに共通の課題ではあるのですが、実は社会の流れの中で自治体職員がどこまでデジタルを理解しているべきか、という問いについて、我々もまだ明確な答えを持ち合わせているわけではありません。
ただ、間違いなく言えることは「デジタルを使うことが当たり前の時代」になっていますし、これからその流れが逆行することはない、ということです。ウェビナーの中でも栃木県デジタル戦略課の黒崎様が言っていた通り「全職員がある程度デジタルを使えるようになる」ことはこれから先数年において「デジタル社会」における行政の在り方の中で必要な取り組みになることは事実でしょう。
微力ながら、sembear合同会社としても日本の行政のデジタル化について尽力させていただければと考えております!