デジタルマーケティング人材育成

デジタルマーケティング人材の採用が難しい理由

これ、最近よく聞かれるので弊社の考えを改めて書いておきます。

続編はこちらデジタルマーケティングの担当者育成で外せない5つのポイント

sembearさん、人材のご紹介いただけませんか?

はい、弊社でもできることならそうしたい部分もあります。実際昔は人材紹介業の免許を取得していた時期もあります。ただ、正直あまりやりたい事業でもなかったので現在弊社では人材紹介事業はやっておりません。

デジタルマーケティング人材の採用が難しいこれだけの理由

まあなんで最終的にやらなかったのかっていうと実はいろいろ理由がありますが、要約すると以下の3点です

  1. そもそも圧倒的に経験者が少ない
  2. 技能がサイロ化されすぎている
  3. 環境面が整備できていない

1.そもそも圧倒的に経験者が少ない

まずこれが一番の要因でしょう。デジタルマーケティングの実務を最も広く経験できる業務環境は、今のところ広告代理店のコンサルタント職になると思うのですが、まずこの職種についている絶対数が非常に少ないのが現状です。事業主側の経験者で言えば、独学で勉強をした方を含めてももっと少ないでしょう。

これが例えば「リスティング広告の経験者」や「ソーシャルメディアの経験者」ならまだ可能性は高いと思います。ただリスティング広告でもソーシャルメディアでも、それらはあくまで「マーケティング」における一つの手段でしかないわけで、自社の「デジタルマーケティング担当者」としての役割を担うには守備範囲が狭いことが多いわけです。

ですので、「デジタルマーケティングの担当者」を経験者から採用するのは、やっぱり難易度が高い話ではあります。

2.技能がサイロ化されすぎている

これは上に書いた理由とも少しかぶるのですが「ある特定の領域」に限って言えば経験者を見つけることは決して不可能ではありません。

ただし、事業主側で「デジタルマーケティングの担当者」を採用するとなると、実際にはSEOなりリスティングなりソーシャルメディアなり、というそれぞれの分野の専門家を束ねて施策を実行することが必要になります。つまりは「デジタルマーケティングの司令塔」が必要になるわけです。

結論から言えば転職市場に「デジタルマーケティングの司令塔」が出てくることはあまりありません。あえて言えば、広告代理店でコンサルタントとして活躍した人材などは転職マーケットに出てくることがありますし「デジタルマーケティングの司令塔」としての技能を期待できる経歴ではあります。

しかし問題は採用後にきちんと司令塔として稼働ができる環境が作れるか、という話が出てきます。

3.環境面の問題

最後にして最大の問題はここです。仮に経験豊かなデジタルマーケティングの担当者を採用できたとしましょう。しかしその方が過去にやっていたデジタルマーケティングと実際に自社に必要なマーケティングが同様であることはまずありません。

採用ができたとして、デジタルマーケティングを実行するフェーズを少し想像をしてみてください。

自社が導入している計測ツール、ソーシャルメディアアカウントのログイン権限を担当者の方に渡したところで、おそらく何もできないはずです。デジタルマーケティングの知識はともかく、それ以前に自社の市場における立ち位置や自社が存在している市場の状況、競合の動き、そして自社が消費者に提供する価値など、いわゆるマーケティングとしての自社理解がない状態では何を投稿すればいいのか、どんなキーワードで狙えばいいのかはわかりません。

つまり、育成したほうが早い

さて、今日の結論です。デジタルマーケティング担当者は採用するよりも社内のスタッフから選抜して育成したほうが時間的にも早いですしコスト的にも安くなることが多いです。

一般的な人材紹介であれば年俸の25%から35%を紹介料として支払うことになりますが、そこから採用をしても、きちんとトレーニングし、適切な環境を整える必要はあるのです。そうなのであれば、自社の市場における立ち位置などを理解しているスタッフを鍛え上げて自社のデジタルマーケティング担当者として動いてもらうことのほうが、明らかに生産的だと考えています。

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