人材育成

デジタルマーケティングのコンサルに求められるスキル

まあ弊社も広義でいえば「デジタルマーケティングのコンサル会社」ということにはなるんでしょうし、広告代理店さんの「コンサルタント育成」をずっとになってきている立場としては、やっぱり「コンサルタント論」の一つや二つは思うところがあるわけです。

コンサルタントって必要?

結論から言うと、多くの会社において「デジタルマーケティングのコンサル」は必要だと思っています。ただコンサルといっても玉石混交なのも事実でして、実際に弊社にご相談をいただいた会社さんで「GAの設定が間違っていた」ことを放置していたコンサルタントや「ECでの売り上げはGAでは取れない」と断言されていた会社さんなんかもあったりするわけで、そういう話を伺うとあきれると同時に怒りすら覚えることだってあるわけです。

それでもコンサルが必要だな、と思う理由はやっぱり「知っておくべき知識の量」が追い付かないことが多いからなんですよね。そういう意味では「コンサル」というよりも「アドバイザー」が必要だ、と言い換えてもよいのかもしれません。

デジタルマーケのコンサルに必要な技能

じゃあ、コンサルタントに何を期待するべきか、というところですが、これは自社のマーケティング機能において、欠けている点や必要な要素を把握していないといけません。ここで厄介なのは「デジタルマーケティングのコンサルタント」とひとくくりに言ってもその中には「ソーシャルが得意」とか「SEOが専門」とか「リスティング広告」というようにそれぞれの専門領域に特化している方が多い、ということなんです。あえて言うと、一番汎用的なのは「効果計測に関するコンサルタント」なんでしょうが、これがまた非常に母数が少ないという現実もあります。

広告代理店のコンサルタント

半面、広告代理店のコンサルタントにとってはなかなか大変な時代になってきました。これは弊社のOne on One研修でも同様なのですが、昔はSEMコンサルを育成しよう、という話でOne on One研修というサービスを始めたのですが、だんだんとSEMだけでは課題解決ができない、もう少し正確にいうとSEMで課題解決はできるんだけど、他の手法を知っておかないとより効果的な解決方法にたどり着かない、という問題があり、2015年ぐらいから「運用型広告のコンサルタント育成」に名称変更し2017年から「デジタルマーケティングのコンサルタント育成」に名称変更をした経緯があります。

この「デジタルマーケティングのコンサルタント」というのは非常に厄介で、非広告と広告、リスティングやディスプレイ広告の基礎知識、そしてデータやテクノロジー領域までこなせないと仕事になりません。つまりそれぞれの分野の専門家を束ねる司令塔的な役割を担う人材が「デジタルマーケティングのコンサルタント」と弊社ではとらえています。

司令塔=デジタルマーケティング担当者

そしてこれは、実は事業会社側のマーケター、デジタルマーケティング担当者においても同様のことが言えます。事業会社側の担当者はデジタルマーケティングの手法の専門家であってはいけません。というのも、自社の事業成長において最も効率的な手段は何か、という「意思決定」をする立場だからです。

その際に、それぞれの専門家から意見を聞き、自分の頭で考え、自社や競合の状況、市場のトレンドなどを考えて、専門家とパートナーシップを組んで課題解決するためには、やはり「広く正確な知識」を持っておくべき必要があります。

丸投げでもいいなりでもない関係性のために

広告代理店と広告主の関係でも同じことは言えるのですが、やはり「コンサルに丸投げ」はしてはいけません。万が一、そのコンサルタントの技量が十分でない場合、手痛いしっぺ返しを食らいこともあるますし、丸投げにすることは自社内にノウハウが蓄積しないことも意味しています。

コンサルタントや代理店と同じ目線でディスカッションをして、自社にとって必要な施策を考えられなければ、その場限りの施策で終わりますし、改善サイクルを動かすことが難しくなります。

と同時に、コンサルタントという職種の人たちは必死に知識の幅を広げ、最新の情報にキャッチアップしていく努力こそが大切なスキルになります。これができなければ、そもそもコンサルタントとして失格ですし、プロの仕事っていうのはそういう努力の積み重ねこそですからね。

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