え?今更ダッシュボード??
先日発表したプレスリリースにもある通り、弊社は米国TapClicks社との連携のもと、広告代理店様向け、事業主様向けに「Smartレポーティング」というデジタルマーケティングの「レポーティングサービス」をスタートしました。
でまあ、実際にこのサービスの中にはダッシュボード機能があり、それはそれで非常に重要なピースなので、この「Smartレポーティング」がダッシュボードサービスであること自体は否定はしないものの、本質はそこだけではないんですね。
フォーカスしたいのは「レポーティング」
弊社としては数値が並んでいる「レポート」はそれだけでは意味がないと思っております。その数値を元に意思決定をして次のアクションにつなげられないと、基本的にレポート自体には意味はないと思うんです。そして、基本的に「レポート」を有効活用するためには「知識」と「戦略」が不可欠なんだと思っていましたし、今でもそう思っています。でも最近思うのはそれだけでは足りない、ってことなんですね。で、今回三つのポイントでもって弊社のレポーティングサービスの詳しい説明をしたいなと思っております。
1. 経営層から現場から代理店まで同じ数字を見よう
今回のTapClicksとの連携は「みんなが同じ場所で数字がみられること」を追求した結果の一つの答えです。媒体からAPIでデータを取得することはもう何ら目新しいことではないけれど、実際に企業のマーケターからしてみたらfacebookページなりTwitterの投稿なりもやはり追いかけないといけないし、GAの数字も見なきゃいけないし広告の数値も気になる、、、なんてことを考えると
- 広告も非広告も一元で見たい
- 代理店もクライアントも同じ画面で見たい
- 見たいもの(数値)をその都度自由に引っ張ってこれる環境
というあたりが網羅されないと、実は「数値に基づいたデジタルマーケティングの改善」なんてのは実現しないんだと思うんです。広告だけなら違うかもしれないけれど、やっぱり広告だけでPDCAが完結する環境ってのは違うんだと思うんですね。
2. コンサルの業務をより付加価値高くしたい
そしてもう一つの視点としては、APIがこれだけ普及したにもかかわらず、代理店のコンサルタントはいまだに媒体の管理画面なりエクセルなりを使って「報告業務」をしている現状を何とかできないものかと思ったのもあります。
せっかくAPIと接続したDBがあるにもかかわらずクリエイティブのABテストの数値を引っ張るために管理画面にログインしてエクセルに数値を落とし込む、という作業はなくなってない。実際にログインとログアウト、ダウンロードを繰り返すコンサル業務って実はそこまで軽減されてないんだな、と。
その点今回のTapClicksは「ダッシュボード」もできるし「レポート」も出せるんだけど、何より代理店さんがクライアントさんに対して実施する「報告(レポーティング)業務」まで含めた業務効率化ができる(むしろそれが売りになっている)というあたりがやっぱり優れているな、と思ったわけです。
広告代理店向けのSmartレポーティングについての詳細はこちら
3. SMBこそデジタルを!
まあこれは今年の四月に実施したプロボノ活動もあるんだけど、やっぱりコロナの影響で特に中小零細企業にとっても、デジタルを活用しなきゃ、という状況になったのは間違いないと思います。
で、ちょっとマウントになっちゃうんだけど「デジタルは難しい」っていうのはわからなくはないんだけども、でもやっぱり中小企業こそそこから逃げちゃいけないと思うんです。と同時に中小企業向けの「デジタルマーケティング」のコンサルティングって別に簡単じゃない。規模が小さくてもfacebook、GMB、Twitterとかとかいろいろ扱ってるのも事実だから、うちみたいなコンサルティング提供の立場だとビジネス性としてやっぱり苦しい。さらに言うと中小企業向けの「ネット広告」は各社いろいろやってるけれど、広告だけがマーケティングじゃないし、というよりも自分の頭で考えて投稿を試行錯誤することによる改善幅のほうが変に少額で広告をやるよりも大きいとも思っております。
なので今回のTapClicksみたいに「広告だけじゃなくて非広告(facebook、Instagram、GMBなどなど)もカバーできる」レポーティングサービスを提供することで専任の担当者がいないことが多い、はっきり言えば片手間でデジタルマーケティングを実施しなければいけない中小企業にとっての数値の可視化を実現できるんじゃないか、と思った次第なのです。
皆さんのレポーティング業務をよりスマートに!
というわけで今回弊社としてはデジタルマーケティングの実務に携わる方にありがちなレポーティング業務においての「細かい話なんだけどなんだかんだ手間がかかってしまう」いろんなところを、100%ではないにせよある程度軽減できるツールとしてTapClicksを日本で展開していこうと思った次第です。
弊社はもともとが人材育成なりマーケティングサポートをやってきた会社ですし、このTapClicksを使って負荷を軽減しながら、人間の創造性を最大限に引き出せるデジタルマーケティング、まあいわゆる一つのHumanity and Technologyをより一層推進していきたいと考えております。